ＫｉｎＫｉ　Ｋｉｄｓ・堂本光一（４２）が１日、東京・帝国劇場で行われた映画「Ｅｎｄｌｅｓｓ　ＳＨＯＣＫ」初日舞台あいさつに出席した。上演２０年を誇りライフワークとなっている主演ミュージカル「－ＳＨＯＣＫ」を、光一が監督を務め初映画化。２週間限定で上映され、４日に開幕する舞台版「Ｅｎｄｌｅｓｓ　ＳＨＯＣＫ－Ｅｔｅｒｎａｌ－」との異例の“同時上演”となる。

　光一の画期的なアイデアが実を結び、封切りを迎えた。

　昨年２月のコロナ禍による舞台休演中、無観客の帝劇でクレーンカメラやドローンを使い、ストーリー本編の撮影にチャレンジ。通常の客席では見ることのできない、さまざまなアングルからの映像は迫力満点で、映画に仕立てた。光一は「自分の思いつきから始まって実現できて、うれしく思います。たまには自分で自分を褒めてあげたい」と会心の笑みをにじませた。

　この舞台あいさつの模様は、全国８２カ所の映画館でライブ配信。これまで同作品は演出の規模上、帝劇や大阪・梅田芸術劇場などといった大型劇場での公演に限られてきた。光一は「それ以外の土地の方が『ＳＨＯＣＫ』を見てくださるのは初めてのこと」と自らのライフワークを多くの人に届けられることを喜んだ。

　４日からは映画と舞台の“同時上演”となる。光一は「今の時代へのメッセージに通ずる部分があると思う。『Ｓｈｏｗ　ｍｕｓｔ　ｇｏ　ｏｎ』は、何かつまずいたときでも、後ろを見て少しずつ歩いて行く勇気が大事というメッセージもある」と呼びかけた。

　逆境から新たなエンターテインメントを打ち出した光一に、共演のＫＡＴ－ＴＵＮ・上田竜也（３７）は「ジャニーさんの申し子。普通の人が考えつかないような発想力がある」とリスペクト。梅田彩佳（３２）は「この間、光一さんが稽古場で『Ｙｏｕたちさぁ』ってサラッと言ったんですよ」と故ジャニー喜多川前社長の“面影”を重ねていた。