前川清、元妻・藤圭子さんの海外志向に「だからこそ、宇多田ヒカルさんが生まれた」
歌手の前川清が3日、テレビ朝日系「徹子の部屋」に、萩本欽一と一緒に出演。元妻である歌手の藤圭子さんとの共演VTRを久々に見て「今考えても、なんで別れたんだろうって」と懐かしそうな表情を浮かべた。
番組では萩本と前川が一緒に出演。その中で、萩本の伝説的人気番組「欽ちゃんのどこまでやるの!」で、前川と藤さんが共演したVTRが流された。80年の放送で、当時、前川は31歳、藤さんは28歳で、この放送のときはすでに離婚していたという。
前川はVTRの感想を聞かれ「まず、きれいでしたね、やっぱり」としみじみ。楽しそうなコント風のやりとりだったが「あの時に今でも分からない、好き嫌いではない別れでしたから、恨み辛みもない、だからああいう風に受けられた」と楽しそうな映像となった理由を語った。
藤さんについて、前川は「彼女は、はっきりした方で、次の道というものを考えていらっしゃいました。歌謡曲をやりながら、目指すものは外国の方であったり、そういうものを考えていた」と当時からすでに、藤さんの視線は海外に向いていたと振り返った。
「例えば英語を覚えたり…。歌を歌っていながらも、楽しい自分ではなかったんでしょうね」とも語ると、黒柳徹子が「結局、そうなった」としみじみ。前川も「そうなったからこそ、宇多田ヒカルさんがお生まれになった。それはすごいことだと思う」とコメントした。
これを聞いた萩本は、「欽どこ」での2人の共演に「よく別れたのに楽しそうだなって(思っていた)」と笑うと、前川も「改めて見ると、よく出たなあって。不思議で。今考えても何で別れたんだろうって…」と、懐かしがっていた。
藤さんと前川は71年に結婚も翌年に離婚。藤さんは13年に62歳で亡くなった。