平野啓一郎氏 森喜朗氏の「干からびたチーズ」ネタ踏まえ指摘「日本はよくならない」
芥川賞作家の平野啓一郎氏が4日、ツイッターに新規投稿。東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長が3日に行われたJOCの臨時評議員会で「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかる」などと発言して国内外で問題視されたものの、自らの辞任を否定したことを受け、「辞職せずに済めば、日本はよくならない」と指摘した。
平野氏は「元首相は、昔、『干からびたチーズ』で芝居を打ったことがあるから、引くに引けぬ五輪を、オレが泥を被って、暴言でぶち壊してやろうと、敢えて言ったのだという、ものすごい擁護を聞いて笑った」と投稿。2005年、森氏が当時の小泉純一郎首相に対して衆議院解散を思いとどまらせるように“説得”した際に缶ビールと一緒に供されたという「干からびたチーズ」の政治ネタを引用し、森氏の過去の言動を振り返った。
平野氏は「それはともかく、彼も日本の現実であり、辞職せずに済めば、日本はよくならない。五輪も中止すべき」と訴えた。