スポーツライターが真相 森会長は辞任するつもりで自宅出ていた 会見前に慰留され…
フジテレビ系「バイキングMORE」が5日、女性蔑視発言とも取れる発言をしたことについて4日に謝罪、撤回する会見を行った東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)を特集。スタジオのスポーツライター・小林信也氏は、この日の朝に森会長から直接聞いたとして、前日、家を出るときは(会長を)辞める方がいいと思っていたが、会見前に慰留されて翻意したと話していたと伝えた。
この日の朝、森会長と電話で話したという小林氏は「(会長職に)全く意地も執着もない、僕はそのように感じた。『昨日も家を出るときにはこれは辞める方がいいなというふうな思いで出ました』とご本人がはっきりとおっしゃっていた」と伝えた。
だが、会見前に組織委員会の中心メンバーから「今辞められたら、この夏のオリンピック回りませんよ」と慰留されて翻意したという。小林氏は「僕、その声も直接うかがいました。悲痛なほどの叫びで、例えば聖火リレーももし変更になれば都道府県全部に連絡をする。全国の知事と電話1本で話ができる、調整が可能っていうのは森さんだけ。(IOC会長の)バッハさんともそう。これは事実としてどうもある。そういう思いで翻意されたと僕はうかがった」と話した。
これを聞いた元大阪市長で弁護士の橋下徹氏は小林氏に呼びかけ。「ぜひ森さんに直接言っていただきたいのが、さっき僕が言ったように二つに分けて国民の気分を盛り上げるために別の看板にしてもらって、森さんはしっかり別のポジションで調整役でしっかり働くって。僕は会長の肩書きにこだわってないと思いたいんで」と依頼した。
橋下氏は政治や競技団体と調整できるのは森会長しかないと実行力を評価した上で、「ただオリンピックというのは国民を気分良く楽しく思わせるというもう一つの要素があって、こちらは全くダメ。だから2つを分けなきゃいけないと思ってる」と自説を披露していた。