マヂラブ 「吉本は僕らをナメている」売れない時代の恨み節明かす

 昨年末の「M-1グランプリ2020」王者、マヂカルラブリーが14日放送の読売テレビ「八方・陣内・方正の黄金列伝!」(後4・25)に出演する。幸福度を表す「幸せ・不幸せ度グラフ」で人生を振り返りながら本音を明かす。

 アマチュア時代からテレビ番組のお笑い企画で優勝するなど才気煥発(かんぱつ)だった野田クリスタル。16歳の若さで別のコンビで吉本入りするも解散し、ピン芸人として活動していた。そして07年に法政大学のお笑いサークルで活動していた2歳年上の村上からの誘いでマヂカルラブリーを結成する。

 結成翌年にはM-1準決勝まで進出する快挙も、仕事は全く増えなかった。ルミネなどの劇場にも立たせてもらえなかったといい、「吉本は僕らをナメている」と恨み節も。自分たちの笑いはとがっているのでネタがすべってもいい、という考え方を貫き、テレビで活躍する芸人を「小器用芸人」とみていた野田。M-1で笑い飯の漫才を目の当たりにし、「自分たちより面白い人がいる」と圧倒的挫折を味わう。当時のうっ屈した2人の様子をトレンディエンジェルが証言する。

 13年以降は「THE MANZAI」でも結果が出せず、仕事は月に1~2本というありさま。17年まで2人はバイトを続けていたという。その頃には全力でウケるネタを模索するようになり、17年に大きな転機が訪れる。

 ついに憧れのM-1決勝進出を果たしたが、結果は10位。さらに審査員・上沼恵美子に「よう決勝残れたな」とキツいダメ出しを食らうおまけつきだった。ショックを受けた2人だったが、皮肉なことに知名度は上がり仕事は10倍。この複雑な状況に当時の幸せ不幸せグラフは乱高下し、野田いわく「測定不能」だったという。

 M-1で大恥をかいたことを糧に笑いへの情熱は一層高まり、昨年3月に野田がR-1優勝。そして年末にはM-1優勝で3年越しの雪辱を果たした。

 M-1王者となった野田は、今だからこそ「小器用芸人」のすごさを痛感し、一回一回のテレビ出演を大事にしていると語る。そして今後はキングオブコントを制し、前人未到の“お笑いグランドスラム”を目指すと息巻く。

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