トラップ大佐逝く「サウンド・オブ-」で名演のC・プラマーさん 91歳、頭部打撲で
米メディアによると、ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ大佐役で知られるカナダ生まれのアカデミー賞俳優クリストファー・プラマーさん=が5日、米東部コネティカット州ウェストンの自宅で死去した。91歳だった。妻の俳優エレイン・テイラーさんは、転倒に伴う頭部への打撲が死因だと語った。
1929年12月、カナダ東部トロント生まれ。50年代にブロードウェー・デビューを果たし、ジュリー・アンドリュースさんと共演した「サウンド・オブ-」(65年)の大佐役で世界的な人気を博した。主演を務めた演劇「シラノ」で74年にトニー賞ミュージカル主演男優賞を受賞。エミー賞も2回受賞した。
「人生はビギナーズ」(2011年)で、年老いてからゲイをカミングアウトした父親役を演じ、米アカデミー賞助演男優賞を史上最高齢の82歳で受賞。「ゲティ家の身代金」(17年)では、強制わいせつなどの容疑で訴追された米俳優ケビン・スペイシー氏の代役を急きょ務めた。
曽祖父はカナダのアボット元首相。3度結婚し、長女は俳優アマンダ・プラマーさん。