安田純平氏 イスラム国に殺害された日本人なぜ救えなかったのか…映画「ある人質」
2枚
ジャーナリストの安田純平氏(46)が7日、都内で行われた映画「ある人質 生還までの398日」のトークイベントに出席した。同作はIS(イスラム国)の人質となりながらも、奇跡的に生還したデンマーク人の写真家ダニエル・リュー氏の体験を描く。
安田さんは2015年にシリアで取材中に武装勢力に拘束された後、3年4カ月の時を経て解放された。実体験を踏まえ「よその国の話のように思えますけど、イスラム国によって殺害された日本人2人をなぜ救出できなかったのかを考えるべきですよ」と強く訴えた。
安田氏はまた、「シリアの内戦はずっと続いていて、終わった話ではない。今、起きているということを考えながら見てほしいですね」と話した。
同作は、19日よりヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ有楽町ほかにて公開される。