ラミレス氏夫人 長男ダウン症と分かり「とにかく泣いた」 前向きな夫に救われる

 DeNAの監督を退任したアレックス・ラミレス氏と妻・美保さんが8日、日本テレビ系で放送された「人生が変わる1分間の深イイ話」に出演。3人の子供たちとの日常を紹介した。

 密着映像では、ダウン症の長男・剣侍(けんじ)君(5)、次男・寿凛(じゅり)君(2)、長女・莉明(りあ)ちゃん(1)の元気な様子も公開。ラミレス氏は子育てや家事に協力している。

 剣侍くんは出産直後、「(赤ちゃんの)心臓の鼓動が弱い」(医師)と救急車で大学病院に運ばれた。美保さんは1人残った病室で「(携帯で調べたら)心疾患、合併症、ダウン症みたいなのが出てきて。この私に障害者のお母さんなんて無理」と思ったという。

 剣侍くんは「完全型房室中隔欠損症」。ダウン症によくみられる合併症の一つだった。美保さんは「私は障害者の、スペシャルニーズのお母さんになれるのか。とにかく不安で、とにかく泣いたね」と振り返る。

 しかし、ラミレス氏は「ベイビー、イッツOK。多分ダウン症だけど、何の問題があるの?きょうあなたは大変な出産をして、こんな素敵な子供が生まれて、何の問題があるの」と声をかけ、その前向きな言葉に励まされたことを明かした。

 ラミレス氏は、ダウン症の子供たちを支援する慈善活動に取り組んでいる。

 美保さんは剣侍君について「毎朝起きたらすっごい笑顔で、大きなハグをしてくれる」「そのピュアさにいやされる」、次男については「お兄ちゃんが自分よりできないことがあると理解していて、手伝ってくれる」と話していた。

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