松尾貴史 二階幹事長「周囲の期待に応えて…」に「半径10メートルぐらいの周囲」
タレント・俳優の松尾貴史が9日、フジテレビ系「とくダネ!」に初出演。3日に行った女性蔑視発言が国内外で問題になっている東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長、そして8日にその森会長を擁護するような発言を行った自民党・二階俊博幹事長について、冷静に切り捨てた。
番組では冒頭で、二階幹事長の8日の記者会見の様子を取り上げた。森会長の進退に着いて問われると「辞めるべきなのか辞めないでおくべきだとかいうことを言及することは党としては過ぎたことであって、冷静に見守るのが一番いいと思うが、私は撤回したということでそれでいいんじゃないかと思ってます。森会長にもそこはひとつ、周囲の期待に応えてしっかりやっていただきたい」と、すでに終わったことだという認識を示した。
さらにボランティアの辞退が相次いでいることを問われ「瞬間的にね、関係者の皆さんはそういった『引かせていただきたい』『協力できない』ということをおっしゃったんだと思いますが、また落ち着いて静かになったらその人たちの考えも変わるでしょう。どうしてもお辞めになりたいということだったら、また新たなボランティアを募集するということにならざるを得ない」と、あくまでも瞬間的なことだと説明した。
松尾は二階幹事長の発言にあった、「周囲の期待」に反応。「先ほど二階幹事長が『周囲の期待に応えて頑張ってもらいたい』っておっしゃってたんですが、周囲っていうのは半径10メートルぐらいの周囲だと思うんですね。日本全国の期待がどういうふうになっているかを考えると、国民一丸となって盛り上げようなんていってたオリンピックのムードとはかけ離れたことが、ここで継続されてしまってるということですよね」と、冷静に現状との乖離を指摘。
続けて「次から次へ火に油を注ぐようなことが周囲からも…。余人を持って代えがたいなんていう不思議な擁護をする方もいらっしゃいました。もうお引きになった方が、僕はいいと思ってます」と、森会長の辞任を求めていた。