小沢一郎氏「世界は忖度してくれない」 森喜朗会長発言とそれにまつわる言動を批判
立憲民主党の小沢一郎衆院議員が9日、自身のツイッターに新規投稿。女性蔑視とも取れる発言をした東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長、その森会長に続投を説得した組織委員会、森会長を擁護する発言をした二階俊博幹事長ら自民党の対応に言及した。
小沢氏は「各国の理解の下、五輪開催の可否が検討されようというこの大事な時期に、差別的発言で全世界に恥を晒し、日本の国際的評判をここまで貶める組織委員会会長と、こんなことで一々騒ぐなという自民党。世界は忖度してくれない。最後に選挙で政治のレベルを決めるのは国民。刮目すべきである」と危機感をあらわにし、最後は国民に呼びかけた。
森会長は3日に女性蔑視とも取れる発言をし、4日の謝罪会見の前に組織委員会メンバーに続投を説得されたという。
8日には自民党・二階俊博幹事長が記者会見で森会長の進退について問われ、「辞めるべきなのか辞めないでおくべきだとかいうことを言及することは党としては過ぎたことであって、冷静に見守るのが一番いいと思うが、私は撤回したということでそれでいいんじゃないかと思ってます」と、すでに終わったことだという認識を示している。