平原綾香、チック・コリアさんを悼む 長年Spainカバー、共演も「一生の宝物」
歌手の平原綾香が12日、ブログを更新し、この日がんのため亡くなったことが公表された世界的ジャズピアニストのチック・コリアさんの死を悼んだ。平原はコンサートでコリアさんの名曲「Spain」をカバーした事が縁で、コリアさんとの共演の過去もある。
平原はコリアさんについて「憧れのミュージシャンであり、あまりにも偉大な方でどこから話せばいいのか分からないくらい、この音楽界に影響を与えた素晴らしい方です」とその存在の大きさを訴えた。
平原自身も「長年『Spain』をカバーさせていただいてコンサートツアーでも人気曲のひとつでした」とコリアさんの名曲をカバーしており、それを見たコリアさんから声がかかったという。
「ツアーメンバーとしても参加してくださっているピアノの扇谷研人さん通じてチックさんのコンサートに飛び入りしたことがありました」と振り返り、「チックさんのピアノはまるで天から降ってくる様であり大地から湧き上がる様であり宇宙から響いてくるような音でした」と、その音色を説明した。
「憧れの人と憧れの曲をセッションできたことは私の一生の宝物になりました」ともつづり、一緒に食事をした際の「笑顔が素敵で、気さくで、本当に良い人でご飯を一緒に食べてることさえまだ信じられないのに一緒に揚げ出し豆腐を食べているとまるで家族の様な気持ちにもなりました」と、当時を懐かしく振り返った。
最後に、コリアさんが公式HPに掲載した最後の言葉も紹介し「チックさんが大好きでした。これからも天国で見守っていてください」と呼びかけていた。