原田曜平氏、森&川淵氏は「ザ・老害」昭和の手法に不快感
信州大学特任教授の原田曜平氏が12日、TBS系「ひるおび!」にリモート出演し、東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長を辞任した森喜朗氏と、後任を依頼されていた日本サッカー協会元会長の川淵三郎氏を「ザ・老害」と切った。
原田氏は「森さんのみならず、川淵さんも今回のできごとの本質を理解されていない」とまゆをひそめた。女性蔑視と見られる発言が発端となった森氏の辞任劇で「オリンピア精神をけがしてしまった、それを日本が取り戻すことが問題の本質」とし、森氏の意向が反映される形で川淵氏の名前が挙がることを懸念した。
川淵氏は森氏よりも1歳上の84歳。若返りを望む声に対して「またお年寄りとか言われるのが一番不愉快。年寄りだろうが何だろうが、負けないぐらいのことをやれるぞって、そういうことを言いたいけど、口が裂けても言うなって家族から言われてる」と自負があることも語っていた。
コメンテーターの八代英輝弁護士は「若い人とか年寄りっていうのはちょっと危険なんじゃないかな」。スポーツジャーナリストの二宮清純氏も「IOCはあらゆる差別に反対するって言ってる。これは年齢差別じゃないかな。『老害』なんて言うけど、老人の方が『差別してるんじゃないか』って言えば理屈は通る」と年齢については慎重論を取った。
しかし、原田氏は「年齢差別はあっていけないとは思うんですが、この2人の今までのやりとりを見てると『ザ・老害』」とバッサリ。「密室で決めて、『森に頼まれたからしょうがねぇよ』って情を見せて、昭和の老害です。別に高齢者を選んでもいいと思うんですがこういうスタンスを取らない人。今の国際ルールに合わせる人を選んでほしいです。高齢者なら」と老・老リレーに不快感を示していた。