歌手の和田アキ子が１３日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「ゴッドアフタヌーン　アッコのいいかげんに１０００回」に出演。女性蔑視とも取れる発言で辞任を表明した東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長をめぐるドタバタを嘆いた。

　森氏の後任会長と１１日に報じられた川淵三郎氏が一転、１２日に白紙という状況に「川淵さんがしゃべり過ぎみたいなことになっているが白紙に戻すって。女性（会長）がいいとか言って、そんなんで女性がやって、それでいいのかよ？」とさまざまな意見によって方針が翻ることに苦言。

　森氏の発言をめぐる騒動についても「そこまで怒ることでもなかったかなと。ああいうことをよく言っちゃう人だから。確かに差別に関して、外国に比べて日本は遅れています。でも森さんも逆ギレ発言しましたが謝りましたよね」と一部は擁護した。

　さらに小池百合子東京都知事が組織委、国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）、政府との４者会合不参加を表明したことにも波及。「東京でオリンピック開催するんちゃうん？そこの知事が欠席する？ネガティブな発言しか出ないって…どうなってるの？そしたらオリンピックやめりゃいいじゃん」と訴えた。

　やるせない声で「アスリートだけが純粋で、全部利権が絡んでる。みんな尻ぬぐい。それなら森さんを残して他の人が動けば良かったのに。次に会長をやる人は大変。女性でも男性でもいいけど、次元が低すぎて。何のためにオリンピックをやるんだって、なぜみんな、ならないんだろう。世界が見てるってことじゃなくてあきれてると思うよ」と話した。