橋下徹氏 「吉村さんが迷走した印象はあるが…」 府の緊急事態宣言継続で持論

 元大阪府知事の橋下徹弁護士が13日、カンテレ「胸いっぱいサミット!」に生出演。新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言で、大阪府の対応について言及した。

 大阪府では2月以降、新規感染者が減少傾向。府の解除要請基準(1日平均300人以下)を満たしたが、9日の対策本部会議では重症病床使用率が高いため国への緊急事態宣言解除要請を見送った。橋下氏は「吉村さんがちょっと迷走した印象はあるが、大阪は中小の飲食店事業者が多い。そこが休業、時短要請で悲鳴を上げているというのを聞いて、国の解除基準よりも大阪は緩やかにした。経済再開を一刻も早くというのは分かる」と理解を示した。

 解除要請へ一定の基準をクリアしたにもかかわらず緊急事態宣言が続くことには「知事がちょっと前のめり過ぎて、解除基準をクリアしたが解除できないというので、府民がどうなの?ってなってしまった。これはすぐに解除基準を変えればいい。正解が分からないものと闘っているので」と柔軟な対応が求められるとした。

 また「吉村さんは早く経済を再開したい思いはあるが、やっぱり重症病床使用率というのが重要だから、そこは国に合わせた基準のほうが分かりやすいと思う」と提案した。

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