高須院長、危うく5億の“詐欺”被害 がん患者につけ込み…
高須クリニックの高須克弥院長が、5億円の“医療詐欺”被害に遭う寸前だったことが、今週発売された「ビッグコミックスペリオール」2月26日号で伝えられた。同誌に掲載された、高須氏のパートナーである漫画家・西原理恵子氏が2人の日常を描いたドキュメンタリータッチの「ダーリンは76歳」で詳細が紹介された。
同作によると、高須氏は最先端技術である「光なんやかや(覚えられない)治療」を受けられることになった。治療はアメリカにいる「光なんやかや教授」と「楽天メディカル」を「コーディネート医」が結びつけ、「1回5億の治験」が行われるというものだった。
しかし、高須氏が「コーディネート医の言ってることが医者として歯切れが悪い」「アメリカの教授ともメディカルとも話してない」と疑問を抱き、西原氏が知人である楽天の幹部に直電。西原氏は「全く知らないって。そもそも治験やってない」と実体がないことを伝えた。
だまされかかったと知った高須氏は「いやあワシもヤキがまわったなあ」と大笑い。西原氏に感謝した上で「5億払っていい夢見てたかったなあ」と切ない一言をもらし、通常の治療に戻ったという。
作品では、高須氏の言葉として、日本の医療水準の高さを悪用して、海外の末期がんを患う富豪などに高額な「ありもしない治療」を施す医師がいることも説明した。