松井玲奈 小説執筆のための日課は「寝る前にメモ」
元SKE48で女優の松井玲奈(29)が13日、自身の小説第2作「累々」(集英社刊)の刊行記念オンライントークイベントに出席した。
5つの物語からなる連作短編集。結婚、パパ活、セフレなど、不穏さがのぞく恋愛から人間の多面性を描いた。書店員らの好評を受け、文芸書では異例の発売前重版となった。
女優業と並行しながらの執筆は「撮影する時は撮影に集中。書く日は『この日は絶対に書く日』と決めて、進まないにしても、原稿と向き合う時間を作っています」とメリハリをつけて時間を確保していると説明。「最近はその日にあった出来事や思ったことを、寝る前にメモするようにしました」とルーティンを明かした。
デビュー作と同じ短編集ながら、今回は連作で「一気に世界が広がった」と新たな手応えをつかんだ様子。「次は長いものに挑戦したい。明るくて前向きで人の背中を押せるようなポップな作品ができたら」と次回作への意欲も見せた。