渡辺美里 飲酒運転「ゼロにできる」 撲滅誓うSDDライブ
飲酒運転の撲滅を誓うライブイベント「LIVE SDD 2021」が13日、オンラインで開催され、スターダストレビュー、渡辺美里、TRF、山崎育三郎、鈴木愛理、和楽器バンド、松尾太陽、She9が出演し、キャスターの小倉智昭氏が総合司会を務めた。
例年は大阪城ホールで開催されるが、コロナ禍の今年は14回目で初めて首都圏のスタジオからオンラインで配信された。出演者、スタッフは万全の感染対策が施され、305人がPCR検査を受けて陽性者はゼロだったという。
緊急事態宣言による自粛期間があった昨年だが、12月末時点で大阪府の飲酒運転による交通事故は151件。前年比23件の減少にとどまった。小倉氏は「(かなり)減るんだろうと思っていたけど…。(自粛期間もあって)周囲に優しくなって当然(なのに)」と厳しい表情で語りながら、「飲酒運転がなくなるまでメッセージを発信し続ける」と誓った。
スターダストレビューとのコラボで「My Revolution」などを披露した渡辺は、昨年末に5割の座席数で行った東京・日本武道館公演でコロナ感染者がゼロだったことを受け、「ゼロを出せると思ったら、SDDもゼロにできる。やるべきことをできればゼロになる実感をした」と力強く語った。
また、昨年の35周年イヤーのライブがコロナ禍ですべて延期になったという渡辺は、小倉氏から「1年延期された東京オリンピックも東京2020でやる。今年も35周年」と言われ、「そうですね。今年も35周年で!」と笑顔で返した。
最後は出演者全員で「Heal the World」を歌唱。イベント中は「STOP!DRUNK DRIVING」の合い言葉が繰り返しアナウンスされ、大阪府の吉村洋文知事からも「飲んだら乗るな 乗るなら飲むな」とメッセージが寄せられた。