八代弁護士、組織委会長候補の検討委が非公開に猛反論「言いづらいなら検討委断れ」

 国際弁護士の八代英輝氏が16日、TBS系「ひるおび!」で、東京五輪・パラリンピック組織委員会の次期会長選考について、メディアの統制が取れないという理由から選定終了後に過程を公開すべきとしたジャーナリストの大谷昭宏氏に対し、真っ向反論した。

 番組では次期会長の選定について、候補者検討委員の透明性について議論。メンバーは非公開、会議も非公開とされている。

 これにジャーナリストの大谷氏は「メディアの一員として言えば、メディアスクラムを防げばと言われてもメディアは多種多様。フリーもいれば組織ジャーナリスト、記者クラブもいる。そして選考委員に接触するなと言っても物理的に無理。必ず接触する人が出てくる」と指摘。報道の自由という観点からそれを防ぐことはできないとし、メンバーを公開すれば「まちがいなくもみくちゃになる」と想像した。

 そして「後で公開しましょう、何を発言したか、事後に必ず出るとなれば皆さん責任持った議論ができる」とした。

 だがこれに八代弁護士は真っ向反論。「そんなに言いづらいなら検討委員になるのを断ればいいじゃないですか。検討委員になるって事は責任を引き受けるって事」と猛烈に訴え。

 そして「大谷さんにもの申すようで申し訳ないが、フリー(ジャーナリスト)のコントロールが効かないから大手もいかざるを得ないというのは大手のエゴ」と指摘し「(自宅などに)押しかけるのをもっと社会的に白眼視すべきですよ、迷惑を顧みずに人にカメラを向けるような人たち」とバッサリ。

 さらに「そもそも、それ(自宅などへの押しかけ)が怖くてオープンにできないというのなら、ほんの数日なんですから、ホテルに缶詰になってもらえばいいじゃなですか。そしたら行き帰りに記者は殺到しない」とも語り「そういう理由で非公開にすることはない。(五輪は)数千億で済むと言っていたのが、1兆、2兆と増えていくことの権限を握っている人が選挙なく選ばれるわけですよ?それぐらい公開してくれと思うのは当然だと思う」と強く訴えた。

 この八代弁護士の口調に、恵俊彰も「急に火がつきましたね」と驚いていた。

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