歌舞伎俳優の尾上菊之助（４３）が１７日、都内で東京・国立劇場の３月歌舞伎公演「時今也桔梗旗揚」（３月４～２７日）と２月特別企画公演「月・雪・花－四季折々のこころ－」（２８日）の取材会を行った。

　「時今也桔梗旗揚」の主人公は戦国武将・明智光秀がモデルで「本能寺の変」に至るまでを描いた時代物の傑作。初めて光秀を演じる菊之助は「明智光秀という人物に興味を持っていたし、大河ドラマでも解釈が再構築されている。お客さまも興味を持っているのでは」と思いを語った。

　「麒麟がくる」で光秀を演じた長谷川博己（４３）とは舞台で共演して以来、親交があり演技の相談もする間柄。「どんな資料を読んだのかお聞きして」と助言を受けたといい「大河はさまざまな角度から描かれていてとても参考になりました」と明かした。