ペナルティ・ヒデ明かす ワッキー復帰は「遅くとも昨年10月だった」が…
お笑いコンビ・ペナルティのヒデが18日、フジテレビ系「ノンストップ!」で、相方のワッキーが中咽頭がんから約10カ月ぶりに復帰したことに、本来ならワッキーの復帰は昨年10月だったことを明かした。
ワッキーは昨年、中咽頭がんと診断され、6月に活動を休止して入院し8月に退院。今月14日に仕事復帰を果たした。
休養期間は実に10カ月にも及んだが、ヒデはがん公表の1カ月前にワッキーから電話をもらい、がんの告白を聞いたという。「想定をはるかに超えるショッキングなお知らせだったので、ビックリしました」と当時の心境を語り「気の利いたことも一切言ってあげることもできない。数分間、2人で無言。恥ずかしいですけどすすり泣く音だけでした」と2人で涙したことを明かした。
2人はライブを頻繁に行っていたが、ヒデはワッキーの症状に「非常に恥ずかしいが、気づいてあげることはできませんでした」と後悔も。当時は早期発見と発表していたが、実は首に2カ所、転移があったという。
ヒデは「当時は、遅くても10月に復帰と言っていた。実は」と明かし「それが1カ月延び、年末、大みそか、年明けとなり、結局2月になってしまった」と、当初の予定より大幅に復帰時期が遅れたことから「どんどん仕事的にも追い込まれていく中、看板オッサンがいない中、切り盛りしないとということで、色んな事をチャレンジして守り抜いていこう」と、必死にワッキーが戻ってくる場所を守り続けた。
「2人じゃないとオファー来ないと痛感しました」とも打ち明けたが、「コンビの仕事がなくなった不自由さはあるが、普通の日常が幸せな事だっていうのを如実に思いました。当たり前のように相方がいたことが、こんなにも幸せで、楽しかったんだなって」と改めて、相方がいる日常に感謝の思いを持つことができたという。
ワッキーの復帰は動画で配信され、ヒデの男泣きのシーンに多くのファンも感激した。ヒデは「相方は絶対泣くなと思っていたが、僕の方でした」と照れ笑い。最後は「自分の体の半分は、相方の存在が大きい」とも語り「10カ月間、ギューッとこらえていたので、ピョンと反動、加速つけて高みを目指したい」とコンビでの活躍を誓っていた。