藤井二冠 “将棋一本”決意の一勝 今年度単独トップ公式戦15連勝
将棋の藤井聡太二冠(王位・棋聖=18)が18日、大阪・関西将棋会館で指された第34期竜王戦2組ランキング戦で広瀬章人八段(34)を103手で破った。これで今年度単独トップの公式戦15連勝。また竜王戦ランキング戦の通算成績を無敗の22連勝とした。
藤井二冠は先手番で相掛かりを初採用。前々期の竜王である広瀬八段相手に、攻める間も与えず押し勝った。優勢でも時間をかけ、じわりじわりと追いつめた。
次の準決勝では松尾歩八段(40)と対戦。勝てば5年連続の決勝トーナメント進出が決まる。「次局もなんとか一手一手しっかり考えて指したい」と前を向く。高校を1月に自主退学していたことを16日に公表。将棋一本に絞った18歳の決意の一勝だった。