東京五輪・パラリンピック組織委員会の新会長に橋本聖子氏が決定した。前会長の森喜朗氏は女性蔑視発言がきっかけとなり、辞任に追い込まれたが、一部ネットでは、１９年にＮＨＫで放送された大河ドラマ「いだてん～東京オリムピック噺～」を思い出す声が上がっている。

　「いだてん」の後半は、東京オリンピック招致に奔走した組織委員会の事務総長・田畑政治（阿部サダヲ）が主人公。田畑は見事、東京五輪招致をかなえるが、政治が介入することを嫌い、ことあるごとに、政界で暗躍する大物政治家の川島正次郎（浅野忠信）と衝突。田畑はアジア大会で、日本選手団を強行出場させたことから、事務総長を解任されてしまう。

　もちろん、田畑と森氏は辞めた理由や、辞め方もまったく違うが、五輪開催目前でのドタバタ劇は、「いだてん」ファンには、田畑を思い起こさせたようで、ツイッターでは、「森喜朗氏の解任つうか辞任騒動で＃いだてんを思い出したわ」「そういえばおととし、＃いだてんで、東京オリンピック事務総長だった田畑政治（阿部サダヲ）も、大会が迫るなか突然解任されていたなあ」「森さんの会長辞任って、田畑政治の事務総長解任と被るんだよなぁ」「いだてん～東京オリムピック噺で、東京オリムピック開催に尽力してきた田畑政治さんが、オリムピック直前に解任されたのを思い出す」などの声が上がっていた。