木下ほうか「気まずい」 監督の感涙にも平然!?「1シーンしか出てない」

映画「ひとくず」の舞台あいさつを行った(左から)徳竹未夏、上西雄大監督、木下ほうか、古川藍=大阪・なんばパークスシネマ
映画「ひとくず」の舞台あいさつに参加した上西雄大監督(右)と木下ほうか=大阪・なんばパークスシネマ
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 俳優の木下ほうか(57)が19日、大阪・なんばパークスシネマで行われた映画「ひとくず」の舞台あいさつに、主演&監督を務めた上西雄大(56)とともに参加した。

 コロナ禍で上限に近い約200人の観衆で埋まったなんばパークス最大のシアター7。巨大スクリーンに感激した上西監督が「こんなに劇場に来て下さいまして、心からお礼申し上げます」と声を震わせてあいさつすると、木下は「泣きそうになってない?大丈夫?」と平然。「私は気まずい。1シーンしか出てない。活躍してないのに気まずい。何で呼んだん?」と笑わせた。

 上西監督は今作の制作にあたり、主宰劇団「テンアンツ」のメンバーに「木下ほうかさんに出てもらおうと思う」と話した際に誰も信じなかったといい、「(木下の出演は)夢のよう。(脚)本を読んでもらったとき、握手してくれて『しっかり頑張ろう』って」と再び涙ぐむと、木下は「しっかりせえ!」とゲキを飛ばした。

 自身でオファーの諾否を決断し、事務所への事後報告が多いという木下は「きょうも言うてへん。ここに出るの」と告白すると、上西監督に「次に新作を撮ったらもっと出して」と注文。上西監督から「(次は)ラスボス役で」と約束を取り付けていた。

 児童虐待をテーマにした今作は昨年3月14日に公開後、反響を呼んだが、コロナ禍で上映中断を余儀なくされた。昨年10月の再開後も、各地でアンコール上映されるなど人気となっている。

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