吉村知事 島根県知事批判の竹下亘衆院議員に「なぜそんなこと言われないといけないの」
大阪府の吉村洋文知事が20日、読売テレビ「ウェークアップ!ぷらす」にゲスト出演し、東京五輪の聖火リレー中止検討を表明した丸山達也島根県知事について「共感する」と、地方自治体の首長として理解を示した。
番組では、島根県内で開催予定の聖火リレーについて中止の意向を示した知事をめぐる騒動をクローズアップ。吉村知事は、実施の可否で知事に権限があるかについて問われると「知事がやらないと言い切ったらそのエリアでやるのは難しいでしょう。いろんな交渉ごとがある」と見解を語った。
島根県知事の意向には「共感する、言ってることも分かる」と話し「情報はすべて東京目線の発信。島根県知事からすると、地域経済は疲弊していると思う。観光や飲食は打撃を受けていて、全国から人が来ない。苦しい中でこれ(聖火リレー)をやるんですか?社会経済と感染対策の両立を図る、こういうところにもっと力を入れなきゃわれわれはやっていけない、ということでは」と推察した。
丸山知事を「発言は不用意だ。注意しようと思っている」とたしなめた竹下亘衆院議員について吉村知事は「知事と国会議員に上下関係はない。なぜそんなこと言われないといけないのって思います。知事の発言が不用意と言いますが、その発言が僕は不用意だと思います。自民党の重鎮だからあまり言えないですが、僕は違うと思います」ときっぱり。