「東大×吉本」笑いと学びの最高峰コラボ実現や ピース・又吉が安田講堂から特別講義
東京大学と吉本興業が「笑う東大、学ぶ吉本プロジェクト」を立ち上げることが23日、分かった。第1弾企画として、3月7日に行うイベント「オンライン特別講義シリーズ『東大吉本対話』vol.1 言葉力が世界を変える?」(正午開演)で、ピース・又吉直樹(40)が東大・佐藤健二副学長と安田講堂から授業を行うことも発表された。学びと笑いの日本最高峰が異色タッグを組み、お笑いを学術的観点から解明していく。
芥川賞作家・又吉先生が東大生にお笑い授業だ。“言葉力”をテーマに、社会学者の佐藤副学長と対談。異なる立場から言葉に向き合う2人が、笑い、小説、創作、コミュニケーション、SNSなど、さまざまなトピックスを見つめ直す。又吉は「どんな学びが得られるか楽しみです」と意気込んだ。
社会の在り方を揺るがす、大きな困難に直面している現在の世界。現代を笑って生き抜くための「考える作法」を身につけるきっかけ作りとなることを目指し、学問とエンターテインメントの最高峰タッグが実現した。
東大と吉本、一見ベクトルが真逆のようだが、最近は高学歴芸人が増えてきている。20年M-1決勝組では優勝のマヂカルラブリー・村上(36)は法政大卒、準優勝のおいでやすこが・こがけん(42)は慶応大卒、ニューヨーク屋敷裕政(34)は同志社大卒だ。
吉本は4月に「よしもとアカデミー」として、新たな養成学校や高卒資格のとれる「吉本興業高等学院」を開校する。お笑いを始め、エンタメと学びの吉本として、業界をけん引していく。