石田靖、紳助さん監督映画の主演 もう1人の候補はアイドル時代の彦摩呂だった
タレントの石田靖(55)が25日、「笑いでつなぐコミュニケーション」と題してオンライン講演会を行った。
1987年のオーディションでの吉本興業入りからを流れるように振り返った。最初にダウンタウンを見て自身の才能の限界を悟り、吉本新喜劇では相手を光らせることを学んだという。
島田紳助さん監督映画「風、スローダウン」での主演も大きかったという。主演候補は自身と人気アイドル・幕末塾時代の彦摩呂だったといい、選考が難航した結果、紳助さんから指名されたという。監督として撮影中は厳しく、出演したハイヒール・モモコに用意された下ネタのセリフをマネジャーが拒否すると激怒したという。
のちに紳助さんに聞くと、「(周囲の)映画畑の人に『オレは本気やぞ』と(見せるため)、緊張感をもたせるためにやった」と言われたといい、石田は「全部計算」と感心。クランクアップ時は各スタッフに「夢に付き合ってくれてありがとう」と感謝状を渡していたという。
紳助さんからの金言を聞かれた石田は「『人として当たり前のことをせなアカン』って言われた。『同じ笑いの才能があるとして、(片方が)普通にあいさつして時間を守る子(なら)、どっち選ぶ?』とか」と返していた。