菅首相 キレた「同じような質問ばっかり」…接待問題の質問浴び
菅義偉首相が26日夕、6府県で緊急事態宣言を今月末で解除することを決定したことを受け、首相官邸で記者団のぶらさがり取材に答えた。夕方のニュース番組でも中継された。菅首相は解除する地域でも、引き続き、緊張感を持っての感染防止対策が必要とした。首都圏に関しては「医療提供体制の提供が依然として厳しい」と説明した。
記者団からは「緊急事態宣言の6府県解除という重大決定をしたにも関わらず、なぜきょう記者会見を行わなかったのか?高額接待を受けた山田内閣広報官の問題が影響したのか」との質問が飛んだ。会見を開く場合は山田氏が司会を務める。
菅首相は「山田広報官のことはまったく関係ありません。昨日、国会で答弁されてきたことも事実じゃないでしょうか」と述べた。「記者会見のタイミングについては、最後まで状況をみたうえで判断を行った後に、きちんと会見を行うべきと考えています」とし、昨年も先に関西圏で解除された時は首相会見は行われていないとした。
その後も、「山田氏から接待の詳細について聞いたか」「続投させる方針に変わりないか」「政治責任は」と聞かれ、菅首相は、自分の長男が関係しているので公正さを保持するために聞くのは控えたと答えた。
「会見を行わずに国民の協力を得られると思うか」と聞かれると、険しい表情になり「あのー、今日こうして、ぶら下がり会見を行っているんじゃないでしょうか」と、いらだった様子をみせた。
「きょうは時間を持って答えていただけるか」と問われると「必要なことには答えているんじゃないでしょうか」と返した。
会見は20分程度続き、最後に「今度の会見では、最後まで質問等、打ち切りなくお答えいただけるのか」と聞かれると、「いや、私も時間がありますから。でもだいたい、みなさん、出尽くしてるんじゃないですか。先ほどから、同じような質問ばっかりじゃないでしょうか」と述べた。
ネット上では「開き直り」「台本無いと 質問にキレるの不思議」「あぁこうやってキレるんだろうなぁ、というのが垣間見えて良かった」「一国の長がこの程度でキレるのはね…」「記者への敵意剥き出しで、すごく感じが悪かった」「菅首相会見は、ムキになってキレ気味でしたね。 山田隠しが裏目に出た感じ。笑」「びっくりだな 菅首相のぶら下がり会見コメント」と、厳しいコメントが集まっている。