前園真聖氏「ネットいじめ、カッコ悪い。」伝説のCMが25年ぶりに“復刻”
サッカー元日本代表で、現在はタレントとしても人気の前園真聖が、Jリーグによる“ネットいじめ”防止のためのCMに出演することが4日、発表された。25年前の1996年に自身が出演したいじめ防止を呼びかけるCM「いじめ、カッコ悪い」を再現した構図、語りで、前園が切実にSNS等での誹謗(ひぼう)中傷防止を訴えている。
撮影に先駆けて、25年前のCMを実際に見てから撮影に臨んだという前園。「切実に思っていることを言う方が良い気がしますね」と、当時を思い返しながら、今回のイメージを膨らませた。
「『いじめ、カッコ悪い』 25年前、そう言った あれから25年 今もいじめはなくならない」と匿名での誹謗中傷やヘイト、人種差別等、違う形で苦しんでいる人がいる現実を訴える前園は、「何度でもいう。ネットいじめはサイテーだよ。カッコ悪いよ」と25年前と同じフレーズを用いながら、ネットいじめ防止を呼びかけた。
撮影を終え、「非常に責任感のあるというか、緊張感のある中で、それでも楽しくやらせてもらいました」と振り返った。25年前の自身の映像には「『いじめ、カッコ悪い』て言っていましけど、僕がかっこ悪かったですね」と苦笑しつつ、「あんな感じでよくやっていたなっていう。もう少し紳士的に…あの時の自分に言い聞かせてやりたいですけど」と自虐的に懐かしがっていた。
ただ、「あのCMが今もたまに話題に上がったりとか、いじられたりすることもあるんですけど。ああいう経験をさせてもらったおかげで、また今回、こういう話をいただけたので、非常にいい経験だなと思っています」とも振り返った。
今回のCM動画は4日から使用される。JリーグのYouTube公式チャンネルや、Jリーグ2021年シーズンの会場大型ビジョンでの放映が予定されている。