歌舞伎俳優の松本幸四郎（４８）が４日、オンラインで行われたベネッセの通信教育講座「進研ゼミ」新商品発表会に出席。モデルの藤岡舞衣（１３）、女優・鈴木夢（１４）とともに登壇した。

　幸四郎は「僕も現役進研ゼミ生です」と登場。自身が中学時代にも入会していたが、長男・市川染五郎（１５）、長女・松田美瑠（１３）の一男一女を持つ父として「子どもたちに勉強を教えたいというよりも、一緒に共有したい」と一念発起し、学びの機会を得ていることを明かした。

　そんな松本家の家訓を、幸四郎は「一意専心」と紹介。「勉強でも芝居でも遊びでも音楽でも絵でも、ひとつ興味を持ったらとことんやる」と語り、「今の時代はそうじゃないのかもしれないけど、ひとつのことに専心するのはカッコイイし、親としてその環境作りをサポートしていきたい」と父としての顔を見せた。

　また、長男は市川染五郎を襲名し役者の道を歩んでいるが、「この家に生まれたからといって歌舞伎俳優にならきゃいけないという義務はありません。自分がお芝居に興味があったり、やりたいと思わなければ、なれることもできないし続けることもできない。親としては芝居に興味を持って自分でスタートしてくれてうれしい限りですが、それは決して強要はできない」と思いを語った。

　この日は、藤岡が俳優・藤岡弘、（７５）の三女、鈴木がタレント・俳優の鈴木福（１６）の妹と、芸能一家がズラリ。藤岡家の家訓として「何事にも努力　すべてに無駄はない」を挙げ「父は格闘家や俳優としてたくさんのことできるマルチな人。その父に教えられました」と紹介。鈴木は「ウチは『素直で人に好かれる人になろう』です。芸能活動と学業を両立できることは、周りの支えがあってできることだから、感謝の気持ちを持とうと話しています」と披露していた。