NHK武田真一アナの大阪発新番組、5日に先行放送 異動理由の一部報道は局長が否定
今春、東京から大阪へ異動する武田真一アナウンサー(53)がメインキャスターを務め、大阪発で全国放送される新番組「ニュース きん5時」(金曜、後4・50)が、新年度を前に5日に単発の特別番組として放送されることが4日、わかった。大阪市内で行われたNHK大阪放送局の角英夫局長定例会見で発表された。
東京から離れた大阪だからこそ見える社会問題の裏側にある真相、人間模様に迫る特集「IPPOU」、NHK地域局が地元愛を戦わせる「のど自慢」や主婦の悩みに答える胸キュンドラマなどを放送する。4月2日に初回を迎える「-きん5時」は、武田アナと同じく東京から大阪へ異動の石橋亜紗アナがキャスターを担当し、吉本新喜劇座長の小籔千豊が隔週でレギュラー出演する。
「クローズアップ現代+」などを担当し、これまでも「NHKニュース7」のメインキャスターや2016年の「NHK紅白歌合戦」総合司会など長らくエースとして活躍した武田アナについて、一部で自民党幹部の思惑絡みが異動理由とされる報道について、角局長は「ご指摘のような事実はまったくございません」と完全否定。
NHKはかねて東京・渋谷の放送センターの緊急時のバックアップとして大阪放送局の機能強化を打ち出しており、角局長は武田アナについても「(強化へ)さらなる役割を果たす」と期待した。
武田アナは、2月に異動が発表された際、「大阪の言葉に包まれて暮らすのはどんな感じ?東京や他の地方はどう見える?流れに身を任せ、呼び寄せられて人生を転がしてみるのも悪くない…。そこから見える新しい風景を楽しみにしています」とコメントしていた。