前川喜平氏、文化功労者の「女性が主婦業を徹底した方がいい」に苦言「問題発言
元文部科学事務次官の前川喜平氏が4日、ツイッターに新規投稿。IT企業「インターネットイニシアティブ」(IIJ)の鈴木幸一会長が日本経済新聞の電子版で2日に配信されたコラムで「女性が主婦業を徹底して追求した方がいい」などと記し、同日午後に「不適切な表現があった」として一部削除されたことを取り上げ、その内容を問題視した。
前川氏は「文化功労者の鈴木幸一IIJ会長が『女性は主婦業を徹底して追求したほうがいい』と問題発言」と切り出し、「こんな人物を文化功労者にしたのは誰だ?」と苦言を呈した。
74歳の鈴木氏は「東京・春・音楽祭」の実行委員長として文化芸術の振興に努めたなどの功績により、昨年度の文化功労者に選出されている。「重要な仕事、『家事』を忘れている」と題した鈴木氏の「経営者ブログ」の文面冒頭には(一部不適切な表現があり、筆者の承諾を得て当該部分を削除しました)と明記されている。