元厚労省医系技官 このままでは次の冬に医療崩壊…木村もりよ氏、ワクチン量を危惧
医師で元厚生労働省医系技官の木村もりよ氏が6日、読売テレビ「特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル」(土曜、後11・55)に出演し、現状のままでは次の冬に医療崩壊するかもしれないと危ぶんだ。
一都三県をのぞいて緊急事態宣言が解除されたことに木村氏は「そろそろ解除していかないと、社会経済活動が停滞することによってほかの病気でなくなる方がたくさんいます。新型コロナウイルスだけが病気じゃない。経済の悪化によって自殺者は増えるだろうし、治安の悪化もあるでしょうし、今後、孤独氏、餓死も出てくるかもしれない」と憂えた。
木村氏はまた「このままでは冬に医療崩壊する?!」と指摘。理由について「高齢者にワクチンが行き渡るか怪しい」とした。
木村氏は、政府はワクチンの量を確保したとしているものの、「十分な量が入ってくるかどうか分からない」と指摘。「入ってきたとしても日本は非常な慎重なやり方をしていて、例えばかかりつけ医を通じて打っているようなやり方では、65以上の高齢者が3600万人以上いる。すべてに打ち終える必要はないが、大部分が打ち終えないと重症化のリスクはあって、医療キャパシティーをひっ迫してしまう。この方たちに今度の秋がくるまでにワクチンを打ち終えるためには、体育館方式などを考えなければいけない」との考えを示した。