吉村知事「国会議員はろくなのいない」「自分の身分とか保身ばっかり」
大阪府の吉村洋文知事(45)が10日、MBSで放送された「東野&吉田のほっとけない人」に橋下徹元大阪府知事とともに出演。東野幸治、ブラックマヨネーズ・吉田敬を相手に、ざっくばらんに語った。
橋下氏は弁護士から大阪府知事に転身し、大阪市長を経て、15年12月に任期満了をもって政界を引退。吉村氏にタスキを渡した。東野から「橋下さんが今、国政で頑張ってくれたら、との思いは?」と聞かれた吉村氏は、「でも見てたら、今の国政とか国会議員も、ろくなんいないじゃないですか」とにこやかな笑顔で毒舌。これには東野も思わず笑い。「なんかその言い方、(橋下さんと)にてきましたね」とツッコミを入れ、吉村氏、橋下氏も爆笑した。
日本の国会議員について「高い給料もらって、コロナ禍でボーナスもカットせずに、ええ身分でやってるわけです」とチクリ。「でも国民の代表だから、もっといろんなことを判断するのも恐れずにやってもらいたいし、官僚じゃできないことをやってもらいたいなと思うわけです。でもみんな、なんか自分の身分のこととか、保身のことばっかりが薄ら見えて嫌なんです」と語り、「もうちょっと生産的でダイナミックなことを本当にやってもらいたい」とハッパをかけた。
吉村氏は故やしきたかじんさんの顧問弁護士を経て、35歳で維新から大阪市会議員に。39歳で衆院議員として国政に参加し、40歳で大阪市長に。43歳で大阪府知事に就任した。
約10カ月という短い期間ではあったが、国会議員を経験した吉村氏は「(国会議員には)もっと重大な判断とかやってもらいたい。やったらやったで批判される可能性はあるんですけど」と批判を恐れずに、重大な判断を下してもらいたいと訴え、「(今のままでは)日本、大丈夫かなと思うことがある」と憂慮していた。