日本テレビ系「スッキリ」リポーターの阿部祐二氏が１１日、「スッキリ」内で、裏番組であるフジテレビ系「とくダネ！」の天達武史気象予報士がひと足先に、桜の開花を“宣言”したことに悔しさをにじませつつ、「ありがとう！」と、ライバルへ呼びかけた。

　番組では毎年、阿部リポーターがどこよりも早く桜の開花宣言を行うことが恒例。今年も数日前から咲いている桜を探す中継を行っていた。

　前日も行っていたが、そのときは咲いた桜は見つけられず。すると、中継後、なんと「裏番組で」桜が咲いていることが伝えられてしまい、阿部リポーターはその“現場”に急行。画面では天達気象予報士の顔のイラストが映されており、「スッキリ」より早く開花を見つけたのは「とくダネ！」だと伝えた。

　天達気象予報士は１０日の放送で、「フライング開花」として９日に、神田川沿いで３輪咲いたソメイヨシノを紹介。「開花です！」と宣言していた。

　これに「先を越され納得いかない」と阿部リポーターはライバル心メラメラ。３０分探し続け、５輪咲いたソメイヨシノを発見し「これが本当の開花発表！」と意地を見せた。

　阿部リポーターは「場所は違えどいち早く開花発表できました。天達、ありがとうございました、感謝です」と呼びかけ。「あの番組では３輪、ぼくらは５輪。なので開花発表。標本木ではないんですが、ひとまず開花発表」とも語り、「天達さんには感謝。他局、他番組の垣根を越えた桜を思う気持ちはどこも同じ…」とも語っていた。