お笑いコンビ、メイプル超合金のカズレーザーが１２日、フジテレビ系「とくダネ！」に生出演。中国から五輪関係者にワクチン提供の申し出があったことに言及した。

　番組では、国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）が１１日の総会で中国オリンピック委員会から東京と北京両大会の出場選手や関係者にワクチンを提供すると申し出があったことを明かし、大会組織委員会・武藤敏郎事務総長が「ワクチン接種は政府でやっている・組織委員会としてコメントする立場にない」と話したことなどを伝えた。

　ＭＣのフリーアナウンサー・小倉智昭は「武藤さんは無難な回答だと思う」と感想を述べ、カズレーザーに「例えばオリンピック選手としてワクチン選べるというときに、アメリカ製、イギリス製、中国製、インド製とあったら中国選ぶ？」と直球で質問。

　カズレーザーは「国によって違うとこですよね。中国製に抵抗なければ問題ないと思いますけど…。ただ、今までのニュースを聞いてると、どれぐらいの承認が取れてるのか、国内でどういった治験が取れてるのか不透明なところがあるんで、やっぱり我々はヨーロッパ製とかにいってしまいますね。ただ中国製のワクチンしかないってなったら打つ可能性も全然あると思います」と、情報不足の不安を口にした。

　弁護士の若狭勝氏は「中国製だからダメだとかいう意識は持たない方がいい。ある程度安全性が確保できるんであれば、背に腹は代えられない。オリンピック・パラリンピックをやるっていうことであれば、利用方法を具体的に検討を始めた方がいい」と、条件付きながらも前向きだった。