トヨタ自動車の豊田章男社長（６４）の長男、豊田大輔氏（３２）が、宝塚歌劇団出身の星蘭（せいら）ひとみ（２６＝本名・吉原真由）さんと結婚することが決まったと１６日、トヨタ自動車が発表した。

　大輔氏は慶大卒業後、米国バブソン大学で経営学修士を取得。２０１６年にトヨタ自動車に入社し、今年１月から静岡県裾野市にあるトヨタの実験都市ウーブン・シティの事業を担う関連会社のウーブン・プラネット・ホールディングスのシニア・バイス・プレジデントを務める。

　御曹司のお相手となる星蘭さんは東京都港区出身。学習院女子高を卒業後の２０１５年に宝塚入団。星組娘役に配属され、新人公演では「ベルリン、わが愛」（１７年）と「ＡＮＯＴＨＥＲ　ＷＯＲＬＤ」（１８年）で２度ヒロインを務めた。大きな瞳が特徴的な美貌の持ち主で「宝塚のオードリー・ヘプバーン」と呼ばれた。

　１９年１２月には娘役のスターとしては異例の映像専科へ異動。ＴＢＳ系ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」に現役生としては２６年ぶりに連続ドラマ出演。遺作になった三浦春馬さん演じる御曹司の元カノを演じた。宝塚は昨年１１月に退団していた。

　大輔氏はこの日トヨタ自動車を通じてコメントを発表。「お相手の方とは２０２０年２月に同じミュージカルを観劇した縁で知り合いました」となれそめを明かした上で「彼女とは、礼儀作法や努力を重んじるところなど、価値観が同じで、お互いに刺激し合いながら共に成長していける関係だと思っております。お世話になった方々への感謝を忘れず、家庭を大切にし、これまで以上に仕事にも精進してまいりますので、今後とも温かく見守り、ご指導をいただければ幸いです」とした。