埼玉県知事、解除要請行う段階にはない…現状聞かれ「まったく今のところ一緒」
埼玉県の大野元裕知事が17日、TBS系「ひるおび!」にリモート生出演。21日にも予定されている緊急事態宣言解除について「現状、解除の要請を行う段階にない」と改めて明言した。
大野知事は以前から埼玉県については「現状、解除の要請を行う段階にはない」と話しているが、現時点の思いを聞かれ「まったく今のところ一緒であります」と考えは変わっていないとした。
これまでの第1波、第2波は「春休み、夏休みなど休みの切り替わりに波が来ている。変異株もある。懸念材料含め、今は丁寧に状況分析しながら、我々、21日にどう判断するかですが、現時点では解除してくれと、すぐに要請する時期ではない」とも訴えた。
ただ1都3県、ワンボイスで解除やむなしの声があることには「まず最初に申し上げたいのは、解除要請、1都3県ですりあわせようという意思はありませんし」とコメント。ただ「前回の緊急事態宣言でも、効果がある部分は皆さんで一緒にやりましょうと。酒を出す時間など東京、埼玉で違うと随分変わるので、そういうところはきちんとやりましょうと」と一体でやらなければ効果が薄いことについては一緒にやると説明。
恵俊彰から「埼玉単独で解除しないとも?」と質問されると「大臣とこのあとお話するが、埼玉県の見解を述べるつもりです」。恵から重ねて「解除要請する段階では無いとおっしゃるわけですね?」と聞かれると「まさにその話と、全体の範囲の中で、どこがコントロールの中に入って、何をすればいいのか、何を県民にお願いするのか、これを整理していくことが大事。段階的な解除」とも語った。
国が1都3県で解除すると言った場合は「1都3県で対応するのが大切なので、今の範囲内、コントロールの範囲内では優先させたいが、その後は合わせるところは歩調を合わせ、埼玉県として独自にやることはしっかり打ち出す」ともコメントしていた。