舘ひろし 石原プロの伝統を継承…第1回ミーティングの議題は名物「おはぎ」の購入先
俳優・舘ひろし(70)が新事務所「舘プロ」を立ち上げ、4月1日から活動していくことが分かった。このほど、都内でデイリースポーツなどの取材に応じた。今年1月16日に、舘が83年から所属した石原プロモーションが閉業。新天地では、俳優業とともに、石原プロを率いた故石原裕次郎さん、故渡哲也さんの夢でもあった映画制作やプロデュースにも携わっていく。
石原プロといえば、関係各所へのお土産にする「おはぎ」が名物だった。舘もその伝統を引き継ぐ。事務所設立にあたっての第一回ミーティングで話し合われたのは、何とおはぎの購入先。「映画作りの情熱と、おはぎ。それで十分かなと」と笑った。
「舘プロ」では、三重・桑名市に本社を構える食品メーカー「柿安」の和菓子ブランド「口福堂」のおはぎを“採用”し、このほど、スタッフがマスコミ各社にあいさつ回りした際にも持参した。
石原プロといえば、餅つきや、食事を豪快に振る舞うなどの社風で知られ、阪神・淡路大震災や東日本大震災など非常時には軍団全員が被災地に赴き炊きだしを行うなど、励まし、もてなす精神で愛された。「石原プロで学んだことを引き継いでいきたい」と舘。古巣での習わしが脈々と息づいている。