マヂラブ“野田ゲー”Switchから出る クラファンで実現も自虐「まじでクソゲー」
昨年の「R-1グランプリ」「M-1グランプリ」王者のマヂカルラブリー・野田クリスタル(34)が手掛けるNintendo Switch向けのゲーム「スーパー野田ゲーPARTY」が発売されることが17日、分かった。4月29日リリース予定。「R-1」では自身制作の「野田ゲー」を実況するネタを披露し話題に。独自の世界観を存分に詰め込んだ16種のゲームが世に放たれる。
ゲーム好きが高じて、ピン芸日本一にまで登り詰めた野田が、とうとうSwitchで本物のゲームを制作。販売にまでこぎつけた。この日、デイリースポーツの取材に応じ、「夢はかなってますよね」と感慨深げに語った。
「大人になってから、独学で勉強した」というプログラミング技術を駆使し、5年前から自作ゲームを制作していた。昨年のR-1では自作のゲームをプレイする斬新なネタで見事に優勝。ゲームクリエーターとしての注目も高まっていた。
本作は、人気ゲーム「ことばのパズル もじぴったん」の生みの親でゲームクリエイターの後藤裕之氏と共同開発したパーティーゲーム。全16種類のゲームが楽しめるという。M-1決勝で披露したつり革のネタもゲーム化。野田は「まじでクソゲー」と自虐的に評した。
昨年7~9月、ゲーム制作資金を集めるためのクラウドファンディングを実施。約2000人の支援者から目標金額3倍超の1300万円が集まった。支援のリターンとしてゲームの主人公で出演したり、野田が支援者のオーダーでゲームを制作。最高額200万円を支援するファンも現れたという。
ゲームの完成を振り返った野田は、「ほんと大変だった。エンドロールに2000人くらいいて、名前見て泣きそうになりましたよ。ボケのつもりがマジで感動しましたね」と、柄にもなく支援者への思いも口にした。
「このゲームがゴールじゃない」と夢はつきない。ゲーム業界でも天下を取る。