大島渚監督の息子・新氏…「愛のコリーダ裁判で突如エロ監督の息子に」、子供時代を

 大島渚の息子で、ドキュメンタリー監督の大島新氏(52)が20日、都内で行われた「第2回大島渚賞」記念イベントに出席し、劇映画ではなくドキュメンタリーを撮っている理由を明かした。

 世界でも著名な父の背中を見て育ち「映画を見るのは好きですけど、劇映画にいっちゃうと大島渚と比較されるのはしんどいなというのはありました」と正直に吐露した。

 また「小学生の頃『愛のコリーダ』の裁判で、突如エロ監督の息子となり、暗い子供時代を過ごしたので、映画世界とは距離を置きました」と、76年公開映画「愛のコリーダ」の関連書籍がわいせつであるとして争われた裁判(82年に高裁で無罪判決)時の思い出を語った。

 本賞は音楽家の坂本龍一(69)が審査委員長を務めているが、1月21日に公表した直腸がんの療養中のため欠席。第2回は該当者なしで、選考対象は、日本で活躍する映画監督(劇場公開作3本程度)で、原則として前年に発表された作品がある監督。

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