青木理氏が机をたたいて憤慨 麻生財務相の「いつまでマスク?」発言に
ジャーナリストの青木理氏が21日、TBS系「サンデーモーニング」に出演。机をたたいて憤慨する場面があった。
「風をよむ」のコーナーで「世界のワクチン事情」について扱った。コメントを求められた青木氏は「これだけ未曾有の感染症なので、どうやってワクチンを調達するか、外交力、交渉力、科学力、開発力、資金力…総合的な国力が問われるが、日本はうまくいっていない」と指摘。続けて持ち出したのが、19日の閣議後会見で麻生太郎財務大臣が報道陣に「マスクはいつまでやるの?」と問いかけた場面だった。
麻生氏は、新型コロナウイルス対策の長期化にからめて「マスクなんて暑くなって口の周りがかゆくなって最近えらい皮膚科がはやっているそうだけど。いつまでやるの?」と逆質問。「真面目に聞いてるんだよ、俺が。あんたら新聞記者だから、それくらい知ってんだろ」と付け加えた。
青木氏はこの日、「政権のナンバー2が…」とこのくだりを持ち出し、「いやいや、政府の対策とワクチンの接種次第で変わるわけですよね」と口調は穏やかながら、右手で机をたたきながら指摘。「そんなことを冗談なのかもしれないけど、おっしゃっている人がナンバー2なのかと思うと、(日本が)先進国なのかという議論がありましたが、残念ながらこれが今の現実なのかな」とあきれたように語った。