坂口健太郎 自身の過去変えたくない「全部ハッピーじゃないが、それがあるからこそ」
俳優の坂口健太郎(29)がこのほど、18年のフジテレビ系同名ドラマを映画化した「劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班」(4月2日公開)のヒット祈願を大阪市の姫嶋神社で行った。
今作は坂口演じる“現在”を生きる刑事・三枝が、“過去”を生きる刑事・大山(北村一輝)と協力し、未解決事件を解き明かす物語。『過去を変えて(やり直して)、未来を救う』にちなみ、坂口が参拝した同神社は「決断と行動の神様」として信仰され、第2次世界大戦の空襲ですべてを焼失後に再出発したことから“やり直し神社”とも呼ばれている。
「はじまりの碑」と呼ばれる石碑の穴に赤玉を投げ入れる儀式を一発成功させ、絵馬を碑にかけた坂口は、珍しい形式に「面白かった」と笑みを見せた。取材陣から「過去を変えるとしたら、戻りたい時期は」と聞かれると、「生きてきた歴史を変えちゃうことに怖さがある。実際に(可能に)なったら変えないかもしれない。全部がハッピーじゃないけど、(今は)それがあるからこそ」と回答。
自身の過去はあえて動かしたくないという坂口だが、人生のターニングポイントを質問され「人格形成されたというか、いつぐらいに精神的に落ち着いたんだろうと考えると中学のときのバレー部。入部してなかったら、ガラッと変わったと思う。(当時は)厳しくてやめたいと思ったけど、(今の)考え方に影響を与えている分岐点」と明かした。