千葉・森田知事「宴会解禁ではない」1都3県宣言は解除したけれど…リバウンド阻止必死

 東京・千鳥ケ淵周辺の桜(共同通信社ヘリから)
 緊急事態宣言が解除された東京・渋谷を行き交うマスク姿の人たち
2枚

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言が、22日に全面解除された。都市部では新規感染者数が既に増加傾向で、再拡大を警戒する各自治体は引き続き感染対策の徹底を呼び掛けた。全国の人出は6割弱の53地点で前週から増加。新年度に向けて人出増は今後も見込まれ、変異株の広がりも懸念される中、リバウンド阻止へ後がない状況が続く。

 2カ月半にわたった緊急事態宣言が全面解除された。首都圏1都3県は宣言解除を受け、午後8時までだった飲食店への営業時間短縮要請を午後9時までに緩和。都内の繁華街は多くの人でにぎわった。

 この日、福岡市とともに今シーズン全国で初めて桜の満開が発表された東京都は、新規感染者が187人確認されたと報告。都内の感染者数は3月中旬以降、微増に転じており、21日には直近7日間の平均が300人台に。宣言解除後の再拡大に懸念が強まる。小池百合子都知事は「今日からはむしろリバウンドを防ぐ期間という認識をみんなで持っていきたい」と引き締めをはかった。

 千葉県の森田健作知事は「宣言解除は『宴会解禁』ではありません、ということを県民のみなさんにお願いしたい」と呼び掛け。県内の感染状況に関し「感染者数、病床数は少しずつ改善されている」とする一方で、気の緩みを警戒。リバウンドを起こさないための行動として、歓送迎会や卒業パーティー、花見での宴会を行わないことなどを挙げた。

 大阪府では、JR新大阪駅に設置したサーモグラフィーで東京方面からの新幹線利用客の検温を開始。宣言の全面解除を受け、首都圏からの感染者流入を防ぐための措置で、37・5度以上の人には受診などを促す。

 22日午後3時時点の人出はNTTドコモがまとめた全国の駅や繁華街95地点のうち6割弱の53地点で前週15日から増えた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス