麻生副総理の「マスクはいつまで?」に専門家答える「2年後になったら」
麻生太郎副総理が記者団へ「いつになったらマスクを外せるのか」と質問し、波紋を呼んでいるが、23日にTBS系で放送された「グッとラック!」では、日本医科大特任教授の北村義浩氏がマスクを外せる時期について解説した。
北村氏はこの日が「グッとラック!」最後の出演。そこで番組では麻生副総理が言っていた「マスクはいつとれるのか?」という質問を聞いた。
来年の春に、一般人のワクチン接種が終わる予定だが、北村氏は「それでマスクを外せるかといったら外せない。ワクチンの免疫がどれぐらい長続きするかわからない。変異株も現れていてそれにワクチンが対応できるか補償がない」として、来年もマスクは外せないとした。
2年後の23年春になれば「ちょうど2年後ぐらいにお薬が出来ると思う。お薬が出来ればマスクは外せる」と語り「麻生さんに対する答えは『2年後になったら外せる』」と回答した。
ただ北村氏は「私の意見、かなり慎重な方」だとし、「治療薬ができる可能性は高い。治療薬は5、6年かけてやるが、世界で競ってやっている。早ければ年内に登場する可能性があるが、治験や安全性を確かめると2年後が妥当」との意見も述べた。
そして「マスクは本当にワクチンのような良いツールで皆さんを守る」「ぜひ(マスクを)してください」と視聴者へ呼びかけていた。