前川清&森進一“育ての親”逝去 前川「最近もお元気だったので…」衝撃隠せず
歌手の前川清(72)や森進一(73)の“育ての親”であるワクイ音楽事務所の和久井保社長が23日、死去した。84歳。病名は明らかになっていないが、急死したという。葬儀、告別式は家族葬で行う。
関係者によると、和久井さんは出掛けようと自宅で準備をしていたところ、体調が急変。緊急搬送からわずか20分ほどで息を引き取ったという。心臓に持病を患っていたというが、フェイスブックを更新するなど体に不調はなかった。
渡辺プロダクションの一期生で、前川や森らスター歌手を育て上げるなど音楽業界で手腕を発揮。森が著作権問題を抱えていた時、若い芽をつぶしてはいけないと働きかけるなど、寄り添う姿勢で多くの歌手から信頼を置かれていた。
前川は「最近もお元気だったので、突然の訃報に驚いています」と急逝に衝撃を隠せず。「クール・ファイブのメンバーと共に、仲間としてスタートから支えてもらい大変お世話になりました。普段はワーワーと賑やかな人でしたが、周りに迷惑を掛ける事が大嫌いな人で、以前から死ぬ時はスッといなくなるからと話していました。本当にその通りになって、和久井さんらしいなと思いますが残念でたまりません」と悲しみのコメントを発表した。
クールファイブメンバーも「『長崎は今日も雨だった』でメジャーデビューして渡辺プロダクションの時代から今日までクールファイブがあるのは和久井社長のおかげです。大変に大変にお世話になりました」と恩人を悼んだ。