丸川五輪相が小池都知事に先制パンチ? 坂上忍うんざり「イヤーな気分に」
フジテレビ系「バイキングMORE」が25日、東京五輪・パラリンピックの不足財源をめぐって丸川珠代五輪相が“先制パンチ”を放ち、小池百合子都知事との間で対立が生まれそうだと報じた。
海外からの観客受け入れ断念が20日に決まり、今後は海外在住者のチケット約63万枚の払い戻しが行われる。番組では23日の閣議後の丸川五輪相の会見を流し、チケット減収の赤字を国としてどうするのか聞かれた丸川五輪相が「まず開催主体、契約を結んでいる当事者である東京都、そして組織委員会、またその他関係者の間でご議論いただくことが重要だと思います。私たちは開催都市契約の当事者ではございませんので、開催主体である東京都がどのように対応なさるのかということが一義的に重要だと考えております」と国が赤字を補填することに否定的な考えを示す様子を伝えた。
MCの俳優・坂上忍に「まあ正論なんでしょうけど、これは先制パンチなんですか?」と聞かれたジャーナリスト・岸田雪子氏は「と思います。もともと規定上は東京都が持ち、そして組織委員会が負担して、よほど困った時には国が出てくるというルール。小池さんとしては『そんなことわかってるわよ』っていう話だと思う。それをあえておっしゃるのは、やはりこの先の都議選もあるので、自民党と小池さんが事実上持ってらっしゃる『都民ファースト』との関係も含めると、ちょっと距離感を感じる部分ではある」と回答。
坂上は「あれなんだ、政治家の人たち、全部そういうの絡めて物事考えるんだ」と、うんざり顔。
小池都知事が丸川発言に沈黙を貫いていることに、番組ではジャーナリスト・鈴木哲夫氏の「もともと都が負担する費用だと小池都知事もわかっている。都議選も控えているので、このタイミングで発言するのはイメージ的にも得策じゃない」との分析を紹介。坂上は「だから何かイヤーな気分になってくよね、こういうの」と顔をゆがめた。