キートン山田 「ちびまる子ちゃん」卒業 「後半へ続く」で締める
声優のキートン山田(75)が28日、ナレーションを務めるフジテレビ系アニメ「ちびまる子ちゃん」(日曜、後6・00)で最後の出演を終えた。
この日の放送「ある春の一日」の巻は、夜桜会をめぐるまる子一家のほっこりする話題を放送。ストーリーの最後で、まる子が助けた猫の飼い主の父親役で本編にも登場し「ありがとう。まるちゃん」と語りかけた。エンディングではこれまでのナレーションシーンがダイジェストで再生され「後半へ続く」の名文句で締められた。画面には「キートン山田さん ありがとうございました」とテロップが流れた。
番組公式ツイッターは「31年間、1445回もの間、おかしみがあり温かみのあるお声で、いつもまる子たちを、そして番組を支えてくださりありがとうございました!キートン山田さん、本当にお疲れ様でした!ちびまる子ちゃん番組スタッフ一同 2021年3月28日」と感謝を表した。
キートンは1990年の同アニメで放送開始時から約31年間、ナレーションを務めた。「後半へ続く」のほか「もっともな意見である」など多くの名フレーズと、クールな口調の中にも温かみのある雰囲気の声で作品を彩ってきた。