キートン山田「ちびまる子ちゃん」卒業 エンディングはワンフレーズ25連発
フジテレビ系人気アニメ「ちびまる子ちゃん」が28日、放送され、1990年の放送開始時からナレーションを担当していたキートン山田が番組を卒業した。
桜が満開の公園で迷子になった猫をまる子らが探すというストーリー。ラストでは無事、猫を見つけたまる子に猫の飼い主の父親が「ハンカチ落としたよ」と声をかける。顔の見えない父親は「ありがとう。まるちゃん」と感謝を伝える-。
キートンは最後に声優として物語に参加した。そして最後は「とある春の一日、夜桜を見上げながら『明日もよい一日になるといいな』と思うまる子。明日も晴れ、である」とナレーションで締めくくった。
さらにエンディングは歌ではなく、キートンのワンフレーズが25種類凝縮された。25のワンフレーズは以下の通り。
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「翌朝」「翌日」「その夜」「やってあるわけない」「おもしろいもんか」「実際にひどい目に遭わされても『ギャフン』などと言う人はいない」「まる子は一人っ子と金持ちの子との区別ができていない」「じいさん、大人なんだから自分の貯金で買ったらどうなんだ」「また、何かねだられる、そんな予感が母の全身を貫いた」「極楽近し、がんばれまる子」「あんた、別の意味で恥かきっ子である」「清水(きよみず)だろ、清水」「母は心の中で『ギャフン』とつぶやいた」「これじゃ、エッチなおっさんである」「いつの時代のどこの国の話だ」「別にいいけど、ちょっといやである」「ひとの家のお中元でパーティーを開くこの家族って一体」「素直に分からないと言ったらどうだ」「結構、いやなメンバー勢ぞろいである」「気の毒なのはあんたたちである」「おとぎの国とは無縁の男登場である」「大したことない天才である」「ハローくらい、九官鳥だって知っている」「友蔵は走る。自分でついたうそを真実に変えるために。たった一人の少年の喜びかなえるために」「後半へつづく」
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そして最後は「キートン山田さん ありがとうございました。」と感謝のテロップが添えられた。