キンプリ岩橋、ジャニーズ退所【岩橋の説明全文】闘病続く「ティアラの事が大好きです」
ジャニーズ事務所は29日、パニック障害で2018年11月から療養しているKing&Prince・岩橋玄樹(24)が3月31日にグループでの活動を終了し、同事務所を退所すると発表した。この2年5カ月、状態は一進一退を繰り返し、パニック障害を克服する難しさと、タレント業のプレッシャーや緊張感の大きさを知る岩橋が決断し、ほかのメンバー5人も前向きに送り出すことを決めた。退所後は治療を行いながら、新たな道へ進む。
岩橋はジャニーズHPに掲載された「報告」と題した文面で、経緯を説明した。
【以下、全文】
まずはじめに、応援してくださっているファンの皆様、そしてお世話になった関係者の皆様にきちんとしたご報告が長い間出来ていなかった事をお詫びいたします。
僕は2018年から、小さいころから患っていたパニック障害を治療するために、入院をして、自分なりに頑張ってなんとか回復させて、また皆さんの前にたてるよう、またメンバーと一緒の時間を過ごせるよう、これまで病気と向き合ってきました。
でも、現在も僕の病気は完全には治っていません。
僕の症状には波があり、ひどく症状が出てしまう時と、おさまっている時があります。
そんな自分の状態をうまく説明できなくて、なかなか周囲の方に理解してもらえない時もありました。
そして、休養をしてから2年以上が経過してしまい、いつもそばで見守ってくれたメンバーや、ずっと応援してくれているファンの皆さんに対して、はっきりとした報告もできないまま、この先もこれ以上待たせてしまう事が、本当につらく感じてしまいました。
そのような気持ちを抱えて過ごす中で、色々な葛藤がありましたが、とても勝手かもしれませんが、自分のなかでの一つのけじめとして、2021年3月31日をもちましてKing&Princeからの脱退と、ジャニーズ事務所を退所させていただく事になりました。
メンバーを含め、たくさんの方々が応援し続けて待ってくれているにも関わらず、自分の心の弱さから、皆さんとの約束を果たす事が出来なくなってしまった事を、本当に申し訳なく思っております。
ティアラの皆さん、ずっと僕の事を好きでいてくれてありがとうございました。常に心配をかけてしまったけれど、どんな時でもティアラの皆さんの気持ちはすごく伝わっていました。
約11年間応援してくれて本当にありがとうございました。
新しい道に進んでも僕はティアラの事が大好きです。
これまでお世話になった関係者の皆様、本当にありがとうございました。
皆様から色々な事を学ぶ事ができ、本当に楽しかったし、勉強になりました。
皆様のお力がなかったら、ここまで歩めなかったと思います。今後はその学んだ事を生かしながら、新しい道を進んでいきたいと思っております。
そして、いつも僕の居場所を守って、ずっと寄り添ってくれて、僕の決断を尊重してくれた、紫耀、廉、海人、岸くん、神宮寺には言い表せないくらいの感謝の思いでいっぱいです。
中学生の頃からお互い切磋琢磨し、時には喧嘩をして、時には泣き、笑い、本当に僕の青春時代をみんなと共に過ごせた事は、人生最高の思い出です。
そしてKing & Princeのメンバーとして一緒にデビュー出来た事は、人生最高の誇りです。
この先は、オスティアラとしてKing & Princeを応援し続けたいと思います。
僕はずっとずっとメンバーの事が本当に大好きです。
また、ここまで大きく成長させてくれて、僕の生きる意味を教えてくれた、ジャニーさんにもたくさん感謝しております。
ジャニーさんと出会ってなかったら僕はいませんでした。メンバーにもファンの皆さんにも会えなかったと思います。
ジャニーさんは僕にとって、お父さんのような存在でした。たくさん怒られ、たくさん褒めてくれ、最後の最後まで心配をしてくれていました。
ジャニーさんの教えてくれた事は芸能界問わず、社会に出ても大切な事ばかりです。
その事を胸に刻み、ジャニーさんが笑って、安心してもらえるような人生を歩んでいきたいと思っております。
この先、新しい道に進みますが、僕とメンバー、そしてティアラの絆は、この大きな空を通して永遠に繋がり続けると思います。
またこの先、大きな壁が立ち塞がる事もあると思いますが、その時は自分自身に『大丈夫』と言い聞かせ、1人の人間としてより強くなりたいです。
そして今後、病気が治った時はもっともっと笑っていたいです。
また、多くの先輩方、仲良くしてくれたジャニーズの皆さん全員に心の底から『本当にありがとうございました』と伝えたいです。
今後もきちんと自分の病気を克服するために、今までとは少しだけ環境を変えて、しっかりと自分のペースで治療を頑張ります。そして、応援してくださった皆さんにいつの日かまた再び笑顔を届けられるようにしっかりと人生を歩んでいきたいと思います。
本当にありがとうございました。
2021年3月29日 岩橋玄樹