依田司気象予報士、気象庁予算減に怒 ネットもビックリ「珍しい」「気概感じる」

 気象予報士の依田司氏が30日、レギュラー出演するテレビ朝日系「グッド!モーニング」で、気象庁の予算がこの20年で約120億円も減っていることを取り上げ、「逆に増えていれば救える命もあったのではないでしょうか」と珍しく語気を強めて訴えるシーンがあった。

 依田気象予報士は、この日の「お天気検定」で、気象庁の来年度の一般会計予算がこの20年で、増えた?同じ?減った?とのクイズを出題した。

 答えは「減った」だったが、依田氏は「こちらをご覧下さい」として気象庁の予算を示したグラフを紹介。「01年はおよそ632億円、21年度は約515億円。だいたい120億円も減ってしまうんです」と説明すると「国の予算は20年で20兆円以上増えているのに、気象庁の予算は減ってしまうんですよね」ともコメント。

 さらに「気象庁の方に確認しましたが、事業などは不自由なくこれでも出来ますということなんですが、私はそうは全く思いません」とピシャリ。「地球温暖化に伴う気候変動、異常気象多発しております。ここ3年でも西日本豪雨、東日本台風、熊本豪雨がありました。多くの方の命が奪われております」と言うと「予算が120億円減るのではなく、逆に増えていれば救われた命もあったのではないでしょうか。その辺は我々の血税、必要なところに回していただきたい」と珍しく語気を強めて訴えていた。

 これにネットでは「依田さん」がトレンド入り。「依田さんが珍しく怒っていた」「今朝の依田さんの強い口調がかっこよかった」「依田さんの意見に賛同」「依田さんの気概を感じた」などの声が上がっていた。

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